音楽いろいろ

母校吹奏楽部定期演奏会♪

少し、前の話・・・

毎年GW5月5日は、母校吹奏楽部の定期演奏会。
今年で定期演奏会も13回目。
1年間の行事の中で、定期演奏会が開催されることも当然のこととなり、
今では現役部員も100名を超えるのではないでしょうか?!

むかし、むかし・・・
第1回定期演奏会の時、私は高校2年生になったばかりで、
今からは想像もできない程、小さな小さなバンドでした。
定期演奏会を開催するための経験も、資料も、何も無い中でしたが、
部活を立ち上げ、部を少しずつ大きくしてきた先輩達が
やりたくても叶わなかった自分達だけの演奏会である定期演奏会は、
私達、現役生徒だけではなく、卒業していった先輩達にとっても、
とても大きな夢だったように感じていました。
何も無いところから何かを形作るという、生みの苦労はあったけれど、
現役もOBも一緒に、み~んなで作った第1回定期演奏会。
本当に小さな小さな演奏会でしたが、
これは大きな一歩だ!と実感したことを覚えています。
演奏会が終わった後、これを機に部活を引退する3年生の先輩達に
「来年はもっと大きなホールで、再来年はもっともっと大きなホールで!
これからも、部活を大きくして、定期演奏会を続けていって欲しい!」
というような事を言われ、次は私達が!!と決意を新たにした記憶があります。

そして、1年後・・・
悲しいかな、様々な不幸な要素が重なり、部員数約15名・・・
吹奏楽の花形であるトランペットはいない・・・
指揮者も居ない・・・
そして、お金無い・・・
だけど、去年より大きいホールだけ借りちゃってるという絶望的な状況の中、
ホールをキャンセルしようかどうか迷っていた時、当時の顧問の先生に
「先輩達が作った第1回定期演奏会は、第2回が無ければ、
ただの演奏会で終わってしまうんだよ」と言われました。
今、苦しい自分達だけの事しか考えていなかった私の頭。
言葉に頭をガツンとやられたのは初めてだったかもしれない。
やはり自分達だけの演奏会である定期演奏会というものは、意味深い大切なもので
演奏会を作った経験を今度は自分達が後輩に受継いでいくべきものなんだ!!と
強く感じたことを覚えています。

それからは、第2回定期演奏会開催に向けて、まっしぐら。
部から離れていた人、中学で楽器経験のあるという人をかき集め、部員数やっとこ18名。
卒業生や、OB、陸上部の先輩にまで手伝ってもらいました。
そして、今の自分達にできることをやろう!とみんなで話し合い、
 ・クラリネットは3人もいるから、トランペットへパート移動。
 ・ユーホがいなくてメロディーが無くなるから、トロンボーンが吹く。
 ・人が足りないから、バスドラとスネアとシンバルは、ドラムセットを使う。
などなど・・・とうてい信じられないような話だけど、それだけ必死でした。
私の中では、演奏より何より、第2回定期演奏会を開催する!ということが
一番大事だったような気がします。

そんな私達を神様は見捨てなかった!!
演奏会直前、全国でも有名な高校の顧問の先生が赴任されてくるという情報をキャッチ!
春休み学校に来ていた先生に無理矢理合奏を見ていただいたことがキッカケで、
人が良い?その先生は、私達を何とか助けてやりたいと思ってくださったのでしょうか?
先生が指導されていた高校の吹奏楽部の現役生徒さんやOBの先輩方が
足りないパートに加わってくださり、裏方もOBの先輩方や関係者の方が、
客席も、ほとんどを部員のみなさんがうめてくれました。
そしてなんと、先生も一緒に吹いてくれました!?
今じゃ絶対に信じられない光景です。

そうやって、たくさんの方の協力を頂いて、
私達の高校の定期演奏会は毎年欠かすことなく続いてきたんだなぁ・・・としみじみ。
そして外部の方のご協力ばかりではなく、
毎年毎年定期演奏会を受継いできてくれた、た~~~くさんの後輩がいることも
忘れずにいたいと思います。

自分達が現役だった頃は、目の前にある毎日のことに精一杯で、
伝統とか、受継ぐものなんて事を意識したことはほとんど無かったけど、
必死にやってきた毎日が、今に続いているということは事実だと思うんです。
今では、我が母校吹奏楽部もとてもとても大きな部活になりました。
そして、たくさんの後輩の努力のお陰で7年前にOBバンドもでき、
ありがたいことに今でも私は楽器を吹くことを通して
定期演奏会に係わる事ができています。

今年も、定期演奏会の最後には、いつもの曲。
あの曲は、パートも揃わない、楽譜も無い、本番も無い時代の先輩達が
大好きだった曲で、練習も合奏も、そればっかり吹いてました。
先輩達がいなくても、あの曲を吹くと、先輩達が一緒にいるような気がしました。
だから、第1回定期演奏会では絶対に演奏したい曲の1つだったし、
定期演奏会で演奏し続けてきました。
それが、今でも毎回、定期演奏会で流れているということ、
それって実は、すごいことなんじゃないか?!
今は、新1年生の吹奏楽部デビューの曲であり、
卒業生の吹奏楽部として最後の曲になりました。
込められた想いは少しづつ変わっていっても、
そこに部員としての想いがあるということに意味があるんだろうなと感じます。

そして、現役のみなさんには自分の想いを大切に、
周りの人、仲間、環境への感謝を忘れることなく、
是非笑顔で!たくさんの素敵な思い出と、
掛け替えの無い仲間を作っていって欲しい!と思うと同時に
技術の追求のみではなく、是非、音楽を通して
何かを得られるような3年間になってほしいと
陰ながら思います。

毎年5月5日は、感謝の気持ちを忘れずにいたいな、と
思い出させてくれる大切な日となりました。

定期演奏会に係わった全ての皆さん、本当にありがとうございました!!!

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